TIME & SPACE TIME & SPACE 仏教の世界観では 「世」は過去・現在・未来の時間的変化を意味します。 「界」は十方世界の方位のようにある空間的な場所を意味します。 世界とは通常私達の住んでいる場所をさしますが、仏様の境界(きょうがい)を含める場合もあります。 ビジュアル的に考えると須弥山を中心とした、太陽や月の明かりが届く範囲+地獄の領域が一つの世界です。 永遠の一瞬 仏教用語に刹那三世(せつなさんぜ)という言葉があります。刹那とは一瞬・きわめて短い時間の事を指します。三世とは、過去世・現世・未来世のことを言います。 刹那三世とは、現在は次の瞬間に過去となり、未来は次の瞬間に現在となる。 このように一瞬一瞬のうちに三世を具することであります。過去は終わりではなく、過去があればこそ、あらゆる生命が受け継がれて今がある。そして今があるからこそ、未来がある。 永遠の一瞬の「書」は当ギャラリーの奥正面にございます。 仏教というのは いま ここを生きる人間のための教え、つまり与えられたいのちを いのちいっぱいに、イキイキはつらつと生きるための教えです。 相田みつをの言葉「いまから、ここから」「いま、ここ、じぶん」その合計が自分の一生 イサム・ノグチ 高松空港、我が郷土の外界への窓口に、どっしりとした存在感のある石組の造形物があります。 これが地球を彫刻した男、世界の芸術家イサム・ノグチの遺作「タイム・アンド・スペース」です。 イサム・ノグチの言葉 「伝統、常に新しくて常に古いものThe Tradition of The Ever New and Ever Old」